SG5 フォレスター クラッチOH&シフトジョイント交換

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車輌

H15年式 SG5フォレスター

クロススポーツ 5MT 98,426km


作業/時間

クラッチOH

シフトジョイント交換

作業時間 2日

 

作業内容 工賃(税抜) 部品(税抜)
クラッチディスク 65,000円 16,100円
クラッチカバー 27,000円
レリーズベアリング 7,790円
パイロットベアリング 650円

 

今回は静岡県よりクラッチOHとシフトジョイント交換依頼です。

摩擦を利用して、発進や停止など状況に応じてエンジンの動力をトランスミッションに

伝達、遮断するクラッチ。

「クラッチを踏み込みが重くなってきた。」

という症状です。


 

クラッチOH


インタークーラー、マフラー、プロペラシャフトなど

を外しミッションを下ろす準備をしていきます。

インタークーラー
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(プロペラシャフト)
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ドライブシャフトを左右抜いていきます。

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下ろす準備ができたら台に乗せゆっくり下ろしていきます。

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下から覗くとクラッチカバーが見えます。

その内側にクラッチディスク

更に内側にフライホールがあります。

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クラッチカバー、クラッチディスクを取り出します。

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フライホールが見えてきました。

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取り出したクラッチディスクです。

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新品(右)と比べてみます。

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クラッチカバー(右が新品です)

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MT車のクラッチは、フライホールとクラッチディスクを
離したりくっつけたりしてエンジンの回転を断続する構造になっています。
クラッチを踏んだ状態から戻していくと、摩擦を起こしながら回転が少しずつ伝わり、出力側のクラッチディスクの回転数が入力側のフライホールドの回転数に近づく(半クラ)。
完全に密着すると1本のシャフトのように全トルクが伝達する仕組みになっています。

クラッチ構造

 

ここから先は交換作業です。
レリーズベアリング
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クラッチディスク交換

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クラッチカバー

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シフトジョイント交換


「シフトレバーがゆるい。」

「シフトレバーがグラついている。」
このような
症状があればシフトジョイントが疑われます。

今回は症状が出るほどではありませんでしたが、
劣化もあり、ついでなので交換となりました。
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新品のシフトジョイント

シフトジョイント


交換が終わったらミッションを上げてはめていきます。

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左右ドライブシャフトを差し込みます。

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プロペラシャフト取り付けます

フロント側

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リヤ

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後はマフラーなど外した部品を取り付けて、

ミッションオイルを補充し完成です。

 

 

クラッチの交換時期となる滑りはじめの兆候は、半クラッチ状態からつないだときに
エンジンの回転数がいつもより高いと滑りはじめの傾向にあります。


「アクセルを踏んでも回転数が上がり、スピードが上がらない。」

などクラッチの滑りは違和感に気づきやすいので、
「全然進まない!」なんて事になる前にクラッチOHをしましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。


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