BR レガシィツーリングワゴン 中古エンジン載せ換え

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今回は、BR9 レガシィツーリングワゴンのエンジン乗せ換えをご紹介したいと思います。

「カンカン、カラカラとエンジン音がうるさい。」
「オーバーヒートでエンジンかからない。」

こうなってしまったら”エンジン載せ換え”となります。

カンカンと車のエンジンから異音が発生したら、
エンジンオイルの交換を怠った事が原因と考えられます。

「じゃあ、エンジンオイルを交換しよう!」
と思っても時すでに遅しです。

エンジン内部をオーバーホールするか、中古やリビルトエンジンに載せ換えるしかありません。

エンジンオイルは3,000km~5,000kmに1度交換と謳っているのは、
本当にエンジンがぶっ壊れるからなんです。

あなたのエンジンオイルは大丈夫ですか?

よく、「エンジン載せ換えて車検は大丈夫なの?」と聞かれますが、
同じ型のエンジンであれば車検も問題なく通ります。

今回で言えば、エンジンの型式がEJ25というもの。
なので、これと全く同じEJ25の中古エンジンを手配しました。

もちろんNA車はNA車で載せ換えです。
例えば、BH系でもEJ20というエンジンにはNAもターボも両方おなじ名前なので
ちゃんと車体番号などで照らし合わせて注文しなければなりません。

エンジン載せ換え費用ですが、
基本的にターボ(スーチャー)か?4駆か?シングルカムか?
などによって工賃が変わってきます。

軽自動車だからといって極端に安いということもありません。
一連の作業は変わりないからです。

今回の車はNAのシングルカム4WDで交換工賃は55,000円でした。

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車輌
H21年式 BR9 レガシィツーリングワゴン
56,216km

作業
エンジン載せ換え

価格(税抜)
エンジンASSY(中古)  205,000円
エンジンオイル   4.5L   4,050円
オイルフィルター      1,200円
クーラント     6.0L  2,700円
A/Cベルト          6,200円

A/Cベルトを交換したのは、劣化ではなくこのお車の場合ベルトを切らないと
外せないタイプだったからです。

この他にも、
エキゾーストボルト 380円
エキゾーストナット 260円
がサビていたのでやむを得ず交換となりました。

作業時間は念のため3日ほどいただいております。
(今回の作業は10時間程度でした。)

今までに中古エンジンを載せ換えてハズレだった事はうちでは一度もありませんでした。
恐らく高額パーツですし、手間も考慮して売る側も慎重なんだと思います。

では、作業の方をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

BR レガシィツーリングワゴン 中古エンジン載せ換え

 

まずはじめに、エンジンを取り出せるところまで部品を外していきます。
エンジンオイル、ラジエター、バッテリー、マフラー、スターターetc…

(エンジンオイル)
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(ラジエター)
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(バッテリー)
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(マフラー)
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(スターター)
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(ファン)
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エアコンガスも回収していきます。
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スロットルボディも。
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色々と外し終えたら、一度ボンネットダンパーを外し、ボンネットが垂直に
なるくらい大きく開かせます。
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ここまでサラッとご紹介しましたが、
ボルトがサビてるとか、知恵の輪のように部品を外していくなど
関門は結構あるんですよ。

では、いよいよカラカラ音のエンジンを下していきます。

チェーンをかけてゆっくり持ち上げていきます。
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外したエンジンを廃タイヤに着地させます。
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エンジンルームがスッキリしましたね。
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今度は、載せ換える中古エンジンと
下したエンジンと比べながら良好な部品の寄せ集めをします。

2つのエンジンとも、むき出しの状態なので作業自体はさほど大変ではありません。

ここでなんですが、タイミングベルトくらいは見てくれるかもしれませんが、
結構この作業を怠るお店があります。
細々した部品なので面倒なんです。

タイミングベルト
プーリー
テンショナー
カムプーリー
その他…

 

エンジン下側にある黒いカバーを外すと上記の部品が見えてきます。
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(こんな感じです。)

こちらが中古エンジン49,731km。
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2つのエンジンを並べて良好なパーツを組み合わせようとしていたところ、
距離があまりにも似ていて両方同じに見えました…。
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とにかく取り外してよく見てみるしかないです。
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結局、今回はアイドラプーリーだけ移植してエンジン交換することになりました。
(写真撮り忘れました…。)

移植が終わったら、チェーンをかけてクレーンで上げます。
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今度は中古エンジンを付けていきます。
エンジン下側から細長いボルトが出ているのがわかりますか?
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はめ込む際に、この細長いボルトが折れないよう慎重に、
軽く揺らしながら奥へ押し込んでいきます。
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ピッタリとはまりました。
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あとは、はじめに外したバッテリー・ラジエター・ファンやスターター、スロットルボディ
などを取り付けて、エアコンガスの補充・エンジンオイル補充&フィルター交換
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ラジエター水(冷却水)の補充をして、
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BR レガシィツーリングワゴンのエンジン載せ換えは完了です。
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中古エンジンの場合、圧縮比などは見てくれているので検査済み証があります。
しかし保障というものはありません。

リビルトエンジンなどは保障がついています。
勿論、中古エンジンより高い(中古の1.5~2倍)ですし数も少ないです。

エンジン載せ換えるかクルマを乗り換えるか迷う事もあると思います。
その場合、倍近く修理費を上回る査定がつくクルマならエンジン載せ換えをオススメします。

とはいえ、いきなり数十万も用意出来ないという方もいらっしゃると思います。
今回でいえば総額30万と、中古の軽自動車が買えてしまうほどですから。

そいった場合も”整備ローン”という月賦払いも可能ですので、
問題ありません。

審査もオートローンと違い、難しいものでもありません。
お気軽にお声かけください。

エンジンを載せ換えたクルマの走行距離は
当然、引き続きメーターに表示された通りの距離で査定になります。

例え、本来の走行距離より買ったエンジンの走行距離の方が短くてもです。

スバルの中古エンジンを探し出し、載せ換えと不良エンジンの処分も
承りますので何なりとお申し付けください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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