エンジン

ファンベルト

冷却用のファンを回す、発電機を回す、パワステポンプを回すなど様々な部品に大きな役割を果たすファンベルト（Vベルト）ですが、ここではその役割や交換費用などをまとめました。

ファンベルト（Vベルト）は、ラジエターの冷却ファンを回すためのベルトです。
現在では電動ファンが主流となっているためベルトでファンを回すことは少なくなり、
オルタネーターを作動させたり、エアコンのコンプレッサーを作動させたりと
色々な個所で役割を果たしています。

スバル車の場合、車種によって異なりますが主に2本使用しており、
① パワステポンプ・オルタネーター
② エアコンコンプレッサー
を回すために使われています。

近年のスバル車は、パワステポンプが油圧式ではなく電動に切り替わり、
ベルトが不要の電動パワステを採用されている車種もあります。

様々な部品に大きな役割を果たすファンベルト（Vベルト）ですが、ベルトの材質はゴムですので、
油や水に弱く、年数を経過する程劣化が進みます。

ファンベルトが切れると
・ファンが回らなくなりオーバーヒートを起こす
・電気の供給が止まりエンジン停止
など、走行中に切れたら事故に繋がりかねない事態となってしまいます。

ファンベルト（Vベルト）は定期的な点検を必要とし、
場合によっては異常が見つかる前に交換する必要とする事もあります。

ファンベルトを交換する際の時期や目安は
・エンジン始動時「キュルキュル」と異音が発生する
・ベルトにひび割れや亀裂など劣化がある
・3～5万ｋｍ走行もしくは3年毎の交換

基本的にベルトがエンジンルーム手前の見える位置にあるため、ご自身で点検ができます。
ベルトの張り具合を確認、ひび割れや亀裂を見るといったことを6ヶ月ごとに点検することをオススメします。

ベルトの張りが弱ければ滑ってしまい、逆に強すぎても各装置に負担をかけて故障の原因になってしまいます。

もし、ご自分で判断するのが難しいと思った場合、
ディーラーや整備工場へ持って行き判断してもらうと良いでしょう。