BP5 レガシィツーリングワゴン トランスバース(ロアーアーム)ブッシュ交換(打ち替え)
車輌
H15年式 BP5 レガシィツーリングワゴン
112,487km
作業/時間
フロント左右 トランスバースブッシュ交換 1.5h
作業内容 | 工賃(税抜) | 部品(税抜) |
---|---|---|
フロント左右トランスバースブッシュ | 9,000円 | – |
トランスバースブッシュx2 フロント | – | 2,260円 |
トランスバースブッシュx2 リヤ | – | 2,720円 |
ロアアームブッシュとは、
ショックの土台であり、タイヤとクルマを繋ぐ役割を担っているロアアームに付いている
ゴム性のパーツです。
路面からのタイヤへの衝撃・振動を和らげ、
上下運動・左右運動・前後方向への運動の中心点となるのがロアアームブッシュです。
ゴム性なので雨など外部の影響によって劣化します。
劣化が進むと、
機能的には、各運動の対応が上手にできなくなります。
体感的には、直進性が悪くなり振動の伝わりが直に感じるようになります。
ロアアームブッシュで車検で落ちるとしたら、完全に切れている場合くらいです。
でも、完全に切れているとしたら先ほどご説明した直進性を保てなくなりますので、
車検レーン1つ目の検査項目、トーインという直進検査で落ちるでしょう。
前後・左右・上下あらゆる方向へ影響しますので、
足回りは特にメンテナンスを怠らないでくださいね!
では、BP5 レガシィツーリングワゴンのブッシュ交換をご紹介したいと思います。
今回はロアアームのブッシュ、トランスバースブッシュの交換です。
まず、ロアアームを取り外します。
リヤ側の2ヵ所を左右行います。
取り外したロアアームから
プレス機でブッシュを取り出します。
(右が新品)
左右のロアアームからブッシュを取り出したら
新品と交換します。
交換完了
劣化した部品です
ロアアームを付けていきます。
最後に、サスペンションに1Gがかかる状態で本締めして完了です。
ロアアームブッシュは、必ず交換時期がやってくる部品です。
劣化、亀裂を放置していると
段差などで衝撃がすごい
足廻りにガタつきを感じる
直進性が悪くなる
思ったラインを描けない
というコーナリングでの不安定が生じます。
最悪は、
ロアアームのボールジョイントに水が入りサビて、
ボールジョイントが抜けることで、ステアリング操作不能となります。
実際に事故も起きていますよ。
適切な交換時期は、走行距離や経過年数の他に使用状態なども関係する為、一概には言えません。
ロアアームブッシュの劣化によって
「ギシギシ」、「ギコギコ」
と異音が発生する事もあります。
走行中、足廻り部品は常に上下左右の運動やねじれが起きて車体を安定させています。
ロアアームは車体の一番下にあり、タイヤで受けた衝撃を受けやすい部位です。
そのため負担も大きく、故障すると走行安定性を保てなくなります。
ブッシュは純正以外にも強化された社外品も販売されています。
お好きな部品を選んで交換可能です。(安価な商品には気をつけて!)
最後までお読みいただきありがとうございました。